
全粒粉ってどんな粉なんだろう。

全粒粉は小麦粉だよ。

よく見る小麦粉と違って茶色っぽいけど…

この茶色が全粒粉のメリットになるんだよ!
全粒粉についてこんな悩みありませんか?
- 全粒粉は小麦粉とどう違うの?
- 全粒粉は体にいいの?
- 全粒粉はごつごつして食べにくい
この悩みを解決するために本記事では、以下のことついてまとめました。
- 全粒粉について
- 全粒粉のメリット・デメリット
- 全粒粉の美味しい食べ方
全粒粉について
小麦粉とは
小麦は、胚乳・表皮・胚芽からできています。
家庭で食べられる小麦粉は、胚乳部分のみを粉にしたものです。
小麦粉は、さらに最強力粉、強力粉、準強力粉、中力粉、薄力粉に分類されます。
これは、胚乳に含まれるたんぱく質量の違いによって分類されています。
全粒粉とは
全粒粉は、胚乳・表皮・胚芽のすべてを粉にしたものです。
胚乳部分のみを粉にした小麦粉と比べて、表皮や胚芽を含むので、うっすら茶色の粉になっています。
別名『グラハム粉』と言われています。
ただし、全粒粉と比べてグラハム粉は、表皮や胚芽部分が『粗挽き』されているので、独特の食感があります。
インドの全粒粉は『アタ粉』と呼ばれています。
日本の全粒粉に比べて『細かく』挽かれています。
インド料理に欠かせないロティやチャパティを作る材料になります。
強力小麦を全粒粉にしたものや、中力小麦を全粒粉にしたものなどがありますが、
どれを選ぶかは、パン用、麺用、製菓用などの記載があるので料理に合わせてください。
スパイス専門店『SPICE LUCK』のアタ粉がおすすめ!
全粒粉のメリット・デメリット
全粒粉のメリット
- 栄養が豊富
- 味わい深い料理になる
全粒粉の大きなメリットは、小麦粉と比べて栄養が豊富に含んでいることです。
- 【胚乳】炭水化物・たんぱく質
- 【表皮】食物繊維・ミネラル
- 【胚芽】ビタミン・脂肪酸
食物繊維や脂肪酸には、血中コレステロールを下げる、腹持ちをよくするなどの役割があります。
高カロリー、高脂肪、高タンパクになりやすい現代人の食生活を改善に不可欠な栄養素になります。
全粒粉のデメリット
全粒粉のデメリットには以下のようなものがあげられます。
- 小麦臭さがある
- 火の通りが悪くなる
- 料理が硬くなる
表皮や胚芽は硬い組織でできているので、料理に多く使うと食べにくくなります。
全粒粉の美味しい食べ方
全粒粉が使われる料理
小麦粉を使用するほとんどの料理は全粒粉を加えて作ることができます。
代表的な料理では、パンやクッキー、シリアル食品の材料に使われます。
うどんやパスタなどの麺類、ピザ生地、お好み焼きにも使うことができます。
全粒粉を美味しく食べるには?
全粒粉を美味しく食べるには、
- 小麦の一部を全粒粉に置き換えること
- 粗挽き・細挽きなど料理によって使い分ける
料理に使う場合は、少量使う、小麦粉と混ぜて使用すると食べやすくなります。
パンなどに使う場合は、全小麦粉の10%〜30%を全粒粉に置き換えると栄養価を取り入れつつ、味わい深く食べやすいパンになります。
特に粗挽きの全粒粉は表皮がごつごつとしているので口に残りやすくなります。
より多く全粒粉を使いたい場合は、細挽きの全粒粉を使用すると美味しく食べることができます。
全粒粉には表皮を含むので、農薬が気になる方は、無農薬・有機小麦の全粒粉も販売されています。
全粒粉は栄養たっぷり味わい深い
真っ白で最高級の小麦粉は『特等粉』と呼ばれています。
これは、灰分(ミネラル)量がもっとも少ない胚乳の中心部分のみを抽出した小麦粉につけられます。
対して、灰分を多く含む小麦粉は『末粉』といいます。
栄養が豊富なはずですが、階級では最下位なのが灰分が多い小麦粉になります。
全粒粉は、特等粉も末粉も全てを含みます。
小麦の良い部分全てを摂り入れることができるのが全粒粉のメリットになります。
健康が気になる方、より栄養を摂りたい方には、真っ白な小麦粉ではなく、茶色の全粒粉がおすすめです。