パン作りが初めてという方におすすめの『丸パン』のレシピとパン作りを成功させるためのコツをまとめました。
『丸パン』のレシピ
成形は丸めるだけの簡単『丸パン』の作り方を紹介します。
〈材料(6個)〉
小麦粉(強力粉)……150g
塩……3g
砂糖……4.8g
無塩バター……9g(生地と同じ固さ=ぐにょぐにょするぐらい柔らかくしておく)
水……82.5g(夏:10度、春秋:30度、冬:40度)
白神こだま酵母……3g(以下、「酵母」)
温水……10g
【生地作り】
- 温水(35度)の中に酵母をまんべんなく入れ5分ほど置いておく
- ボール大の中に小麦粉・塩・砂糖を入れて軽く混ぜ合わせる
- ②の中に酵母・水を入れて、ひとかたまりにする
💡水の温度は夏:10度、春秋:30度、冬:40度にする
- こね台に出して、約10分ほど叩く
💡叩く音が近所迷惑になる場合は、こねてください
※叩き方・こね方はこちらを参照
↓↓↓関連記事手作りパンで手ごねをする場合、初めてだと手ごねの方法がわからないと思います。 手ごねには、方法が2通りあります。叩くこねるそれぞれの方法を紹介したいと思います。 また、発酵した生地は、分割して丸めます。綺麗に丸め[…]
- ボールの中に生地を三等分にしてバターを入れ、手をグーパーにしてしっかり生地にバターを練り込む
バターのてかりがなくなり、生地がひとまとまりになったらこね台に出す
- 約10分ほどもう一度叩く(こねてもOK)
生地の完成!!
【発酵〜成形〜最終発酵】
- 丸くした生地をボール小に入れてラップをピッタリはり、30度に設定した発酵機能付きオーブンや発酵器に入れる
オーブン・発酵器がない方は、生地を入れたボール小をお湯(30度)を張ったボール大に入れ、ボール大にラップをピッタリはる
💡生地がボールにくっつかないように、生地を入れるボールには薄く油を塗っておいてください
- 40分ほど発酵させる(生地が2倍ほど膨らめば発酵終了)
💡膨らんでいない時は、⑴0お湯の温度を確かめる、⑵発酵時間を10分ほど延長させる
- ボールの周りから生地をはがすようにして、こね台の上に生地を出す
- 6等分に生地をカットして、1つずつ生地のガスを抜くように丸めて、生地の上にラップ+濡れ布巾を被せて20分生地を休ませる
💡ガスを抜くように丸めると生地は小さくなり、張りがでます
💡濡れ布巾は、水で布巾をぬらし、しっかり絞ります
※丸め方はこちらを参照
↓↓↓関連記事手作りパンで手ごねをする場合、初めてだと手ごねの方法がわからないと思います。 手ごねには、方法が2通りあります。叩くこねるそれぞれの方法を紹介したいと思います。 また、発酵した生地は、分割して丸めます。綺麗に丸め[…]
- オーブンの天板の上にクッキングシートをしき、丸めなおした生地を均等に並べる
💡クッキングシートがない時は、天板に薄く油を塗り、その上に生地を並べてください
- 発酵機能付きオーブンや発酵器がある方は40度で30分最終発酵する
ない方は、天板が入るサイズのビニール袋の中に天板を入れて、生地の間に熱湯が入ったコップを1つおいて30分最終発酵する
【焼成】
- 最終発酵中にオーブンを210度に温めておく
💡200度で焼きますが生地を入れる時に温度が下がるので温度10度高めで予熱しておく
- 200度で14分〜15分ほど焼く
💡生地を置く場所によって焼き色が変わるので、焼きがあまい時は1分ほど追加して焼く
- こんがりと茶色に近い色に焼ければ完成!お疲れ様です!
おすすめのスタンドミキサー・キッチンエイドでの生地作り
手ごねは力のいる作業なので、少し大変です。
もっと簡単に生地を作りたい方は、機械ごねがおすすめです。
機械ごねには、『キッチンエイドのスタンドミキサー』が便利です。
キッチンエイドで生地を作る場合の工程を紹介しておきます。
材料は丸パンを参考にしてください。
- 温水(35度)の中に酵母をまんべんなく入れ4分ほど置いておく
- キッチンエイドの付属のボールに小麦粉・塩・砂糖を入れて、ヘラで軽く混ぜる
- ②に酵母を入れて、speed2で回しながら水を30秒ほどかけてゆっくり入れる
- speed2で約10分混ぜる
- バターを入れて、speed2で10分混ぜ、speed4で6分混ぜたら生地の出来上がり
発酵からは、『丸パン』の工程を参考にしてください。
スタンドミキサーがあれば、パン作りが簡単にできるので、たくさんパンを手作りしたいと思っている方はぜひ、『キッチンエイド』を使ってみてください。
パン作りを成功させるためのコツ
部屋温度を26度に設定する
生地の温度は部屋の温度に左右されるため、グルテンを最大限に働かせるために快適な部屋の温度を保ちます。
こねあがった生地の温度を27度程度にする
こねあがった生地の温度が低いとなかなか発酵が始まらず、膨らみが悪くなります。
生地の温度を上げる方法は、ボール小に生地を入れて、温かいお湯を入れたボール大の中に入れます。
温度計をさしながら、27度ぐらいまで生地の温度が上がったのを確認してから、発酵に入ります。
こねあがった生地がブツブツ切れず、しっかり伸びているか確認する
生地がブツブツ切れるのは、グルテンが働いてないということです。
このままだと膨らみの悪いパンになります。
その場合は、叩く(こねる)時間を延長させます。
長い間こねると生地が乾燥するので、5分から10分程度を目安に延長させてください。
生地を乾燥させない
パン作りの失敗の1つに生地の乾燥があります。
生地を休ませる時の濡れ布巾は、必ずしてください。
以前、濡れ布巾をかけるのを忘れた時がありました。
20分ほど休ませたあと、生地の表面がひび割れのようにカピカピになっていました。
乾燥した生地は、戻すことができず、伸びが悪い生地になってしまいます。
オーブンでの発酵は乾燥しやすいので注意です。
熱湯のコップと一緒に発酵すると乾燥を防ぐことができます。
最終発酵で生地が1.5倍〜2倍になっているか確認する
最終発酵でしっかり膨らませることで、ふんわりとしたパンが出来上がります。
オーブンに入れて、生地の温度が60度になるとパンの膨張は終わります。
しっかり発酵させずに焼くとパンが伸びきる前に固まってしまい、ふんわりとしたぱんが焼けなくなります。
何度も試行錯誤を!
パンは、その日の温度や湿度、水分の量などによって出来具合が変化します。
私も何度作っても同じパンが出来上がりません。
焼成時間もお持ちのオーブンによって変わります。
火が通りやすい場所や通りにくい場所などもあると思います。
レシピはあくまでも参考程度に、何度も作り、自分にぴったりのこね具合や発酵時間、焼成時間などを見つけてください。
レシピなどでわからないことがあれば気楽にコメントしてください!