
チャパティってカレーに合うんだって…
チャパティってなんだ?

チャパティはパンの一種だよ。
薄くて平たいけどね。

ナンと同じようなものか。

全然違うものだよ!
チャパティについてこんな悩みありませんか。
- チャパティはどんなパン?
- チャパティとナンは違うの?
- チャパティの食べ方は?
この悩みを解決するために本記事では以下のことをまとめました。
- チャパティとは
- チャパティとナンの違い
- チャパティの美味しい食べ方
スパイスカレーを作るようになって、チャパティを知りました。
カレーが好きな方にはぜひ、お供で食べて欲しいパンです。
チャパティとは
チャパティとは、インド・パキスタン・バングラディッシュ・ネパールなどで主に食べられているパンの一種です。
薄い円形で、焼くとプーっと膨らむので、生地と生地の間が空洞になっています。
チャパティの材料
材料は、とてもシンプルです。
- 小麦粉の全粒粉(アタ粉)
- 水
- 塩
日本の全粒粉は、挽き方が粗めですが、『アタ粉(आटा,Atta)』と呼ばれるインドの全粒粉は細かく挽かれています。
そのため、水との混ざりもよくしっとりとした生地ができます。
全粒粉独特のごつごつした食感などもなく食べやすいパンができます。
これらの材料をしっかり捏ねて、発酵させず(生地を休ませることはある)、薄く円形に伸ばします。
チャパティの焼き方
インドの調理器具で『タバ(तवा,Tava)』(日本語ではタワー、タワとも言われています)という、縁がほとんどない平らなフライパンがあります。
油をひかず熱したタバに生地をのせて、一気に両面を焼き上げます。
両面を焼いた後にタバから少し生地をずらして、チャパティの縁を直火にあてると膨らみます。
タバは日本では見かけることはほとんどありませんが、普通のフライパンでも焼くことができます。
チャパティとナンの違い
ナンとは
インドのパンといえば、ナンが有名だと思います。
ナンは、インド、パキスタン、アフガニスタン、イランなどで主に食べられています。
『ナン』はペルシャ語で『パン』と言う意味です。
日本でよくみられる木の葉形のようなナンは北インドで食べられているものです。
小麦粉を使い、酵母によって発酵させた生地を伸ばし、タンドール(ドーム型の釜)で焼きます。
場所によって、生地の中にスパイスを混ぜたもの、牛乳や卵、ヨーグルト、ごま、けしの実などの副材料が入るナンがあります。
チャパティとナンの違い
チャパティとナンには以下の違いがあります。
米よりも麦、小麦粉より全粒粉が安価です。
また、タンドールよりタバが扱いやすいので、チャパティは各家庭で主食としてよく食べられます。
チャパティの美味しい食べ方
チャパティを美味しく食べるには、
- 食べる直前に生地を伸ばして焼き、温かいうちに食べること!
チャパティのように薄い生地は、冷めると水分が抜けて、パリパリになってしまいます。
温かいうちにスパイシーなカレーやシチューにつけて食べてください。
日本のカレーは米に合うように作られています。
チャパティを食べるときは、スパイスカレーがおすすめです。
スパイスカレーが初めての方は『SPICE LUCK』の『カレーミックス』がおすすめです。
チャパティは栄養が豊富
チャパティに使われる全粒粉(アタ粉)は、小麦粉と比べて栄養が豊富に含まれています。
全粒粉について興味がある方は、こちらの記事を参考にどうぞ。
全粒粉を使ったパンは、噛めば噛むほど味わい深く、麦の味が口いっぱいに広がります。
チャパティの生地は、牛乳やバターオイル(「ギー」という)を練りこみ薄く焼いた『パラーター』や、チャパティより少し小さく少し厚めに伸ばして油であげた『プーリ』などにも使われています。
パラーターやプーリは、インドの朝食として食べられています。
チャパティはパンと違って簡単に作ることができます。
カレーのお供にもちろん、栄養豊富なチャパティは、朝食のパン代わりに一役買いそうです。