
離乳食もそろそろ終わりか…次は、何食べるの?

次は、幼児食だね。

離乳食と何か違うの?いつからいつまで続くの?3歳ぐらい?

実は、幼稚園の間も幼児食なんだよ!
これから幼児食が始まる方、幼児食を始めている方でこんな悩みありませんか。
- 幼児食と離乳食の違いはなに?
- 幼児食はいつから始めればいいの?
- 幼児食はいつまで続けくの?
この悩みを解決するために、本記事では以下のことをまとめました。
- 幼児食と離乳食の違い
- 幼児食はいつからいつまで?
- 幼児食の役割
幼児食と離乳食の違い
離乳食とは
形のある食べ物に慣れる時期です。
食事から栄養を摂るのではなく、
- 1日3回食事をし生活リズムを作ること
- 食べることを楽しむこと
などが大切な目的です。
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幼児食とは
大人の食事へ移行するための準備をする時期です。
離乳食のように軟らかくしすぎたり、大人の食事のように固くしすぎると食事に対する意欲が失いがちになります。
大人の食事に近づけていくまでの段階に幼児食があります。
離乳食と幼児食の違いはここ!
離乳食と幼児食で大きく異なることは、幼児食は食事を通して食べる以外のことを身につける場であることです。
- 食べる意欲やスキル
- 生活習慣(1日3回の食事)
- 社会性(「いただきます」「ごちそうさま」
幼児食はいつからいつまで?
幼児食は、1歳〜6歳未満の食事のことです。
ただ、1歳と5歳では、歯の数や噛む力、味覚、消化機能は大きく異なります。
幼児食は、発育や発達に合わせて食事を切り替えていく必要があります。
切り替える時期の目安は、大きく3つに分けることができます。
1歳〜1歳6ヶ月:幼児食移行期
1歳6ヶ月〜3歳:幼児食前期
3歳〜6歳:幼児食後期
それぞれの時期に合わせて、幼児食の取り組み方・幼児食の役割があります。
幼児食の役割
1歳〜1歳6ヶ月:幼児食移行期
離乳食から幼児食に移行する時期です。
幼児食移行期の役割は、
- 手づかみ食べで食べる意欲を育てる
- 人と食べる楽しさを覚える
幼児食移行期の献立のポイントは、
- 手づかみで食べられるサイズにする
- 前歯で噛み切れて、歯茎でつぶすことができる軟らかさにする
- おやつは1日2回でお菓子ではなく第4の食事とする
- 味付けは薄め、調味料に少しずつ慣れていく
幼児食移行期の時期は、まだ一口サイズが分からずたくさん口にいれてしまいます。
噛めない・飲み込めないで口から出してしまうので、手づかみサイズは、一口サイズがおすすめです。
おやつは、午前と午後の2回です。
【午前のおやつ】
水分が摂れる約50kcalのおやつが適しています。無添加ジュースやスムージなどがおすすめです。
【午後のおやつ】
食事で摂取しきれない栄養を補給してください。
焼き芋やおにぎり、フルーツなどがおすすめです。
1歳6ヶ月〜3歳:幼児食前期
幼児食前期の役割は、
- スプーンやフォークを使い自分で食べるようになる
- 自己主張が強くなり好き嫌いが出るが、自我を育てる
幼児食前期の献立のポイントは、
- スプーンやフォークを使って食べやすいもの
- 一度に効率的に栄養がとれるもの
- おやつは1日1回〜2回
- 幼児食前期は好みが日に日に変化するので調理の試行錯誤が必要
手づかみから道具を使って食べるようになります。
2歳ごろまでは、まだ指の力も強くないので、フォークやスプーンを上手く使うことができません。
片手にフォーク、もう片手で手づかみ食べがほとんどですが、少しずつ慣れさせていきましょう。
幼児食前期は、食べることだけでなく他のことにも興味が出てくるため集中して食べることができません。
チャーハンやハンバーグ、お好み焼きなどに野菜をたくさん入れてあげることで短時間で食べることができ、かつ栄養も摂ることができます。
また、幼児食前期は、自己主張が激しくなる一方で上手く気持ちを伝えることができず、食べなかったり、投げたり、ひっくり返したりします。
実際に話すことができませんが、経験からこんな気持ちがあるのではないかと思います。
- それが食べたいんじゃない!こっちが食べたい!
- 食べさせてほしい!
- 椅子に座るのが疲れた
- 食べたいのではなく喉が乾いた!
その時その時の気持ちは常に変化するので、思い通りにならず食べないという結果につながります。
親はイライラしてしまうと思いますが、無理に食べさせる必要はありません。
食べること以外のことをしてみたり、少し時間をおくと食べるようになるかもしれません。
幼児食を食べなくて悩んでいる方は、こちらの記事に対処法をまとめています。
↓
【幼児食を食べてくれない時はこうしてみよう!】
幼児食の中でも野菜を食べてくれなく悩んでいる方は、こちらの記事で野菜の調理の工夫をまとめています。
↓
【幼児食】野菜を食べてくれない時の対処法は?
3歳〜6歳:幼児食後期
幼児食後期の役割は、
- 食事のマナーを覚えるようになる
- 箸を使えるようになる
- 噛む力が発達する
- 家族以外と食事を楽しむようになる
幼児食前期の献立のポイントは、
- いろいろな食感をまぜる
- かみごたえのあり、噛むほど味が出るものをとりいれる
- おやつは市販のお菓子をとりいれていく
- 買い物でカートを押したり、包丁を使ったり、配膳したりとお手伝いを通して食への興味を高める
3歳以降になると噛む力が発達するので、多少硬くてもしっかり噛むことができます。
ただし、3歳以降でも大人の噛む力の半分程度なので、硬い肉などは飲み込めないことがあるので注意です。
3歳までは、買い物などを行っても自分の興味のある方にどんどん進んでしまいがちですが、3歳以降になると何をすべきかをしっかり理解します。
カートを押し → 食材をカートに入れる → レジに持ってく、この流れを理解しお手伝いすることができるようになります。
調理への興味も出てくるので、軟らかく切りやすい食材を包丁を使って切るなどのお手伝いもしていきましょう。
幼児食は約5年間続く大切な時期
3歳以降は、赤ちゃんから子供へ変化する時期なので、つい大人と同じような食事を取りがちになります。
幼児食に少しずつ大人の食事を取り入れていくことは必要ですが、その時期にしか身に付けることができない経験があります。
1歳〜6歳までの幼児食期を通して大人の食事へスムーズに移行できるようにしていきましょう。