
子供が甘いもを欲しがるとあげてしまうな。

あまりあげすぎない方がいいよ。

喜んでくれるから嬉しいんだよ。

でも…小さい時から肥満になるんだよ!大きな病気に繋がるから改善しよう!
子供が喜ぶ姿を見るのは親としてとても幸せなことです。
ただつい甘やかしてしまうことがあると思います。
子供の体型についてこんな悩みはありませんか?
- 最近急に体重が増えてきたけど大丈夫?
- 生活リズムが崩れてしまうけど体に影響はあるの?
- 室内遊びばかりだけど外に連れて行く必要あるの?
この悩みを解決するために本記事では以下のことをまとめました。
- 幼児期の子供が肥満になる原因
- 子供が肥満によるリスク
- 子供の肥満予防と改善方法
幼児期の子供が肥満になる原因
幼児期の子供は月齢とともに成長曲線に沿って体重が増加します。
しかし、急激に体重が増えることがあります。
この変化は、『肥満傾向』にある場合があります。
子供の肥満には2通りあります。
- 単純性肥満
- 症候性肥満
単純性肥満は生活習慣による肥満で、症候性肥満は病気が原因による肥満です。
本記事では、単純性肥満についてまとめます。
※『体重が増える = 肥満』であるという意味ではありません。肥満の可能性があるということです。
別の病気がある場合もあるので改善しない場合は、自己判断せず小児科に受診してください。
単純性肥満になる原因
子供が単純性肥満になる原因は大きく分けて2つあります。
- 生活リズムが崩れている
- 運動などの身体活動量が低下している
生活リズムが崩れることで食事の問題が起きます。
例えば、ダラダラ食べる、少食になる、頻繁に間食するなどです。
食事の問題が生じると必要な時に必要な量や栄養を摂取できず間食が増えて、肥満傾向になります。
また、生活が便利になったことや室内遊びの増加により身体活動量が低下しています。
親としては、家事や用事を済ませるのに室内で遊んでくれることが助かりますが、
身体活動量の低下も肥満につながります。
子供が肥満によるリスク
子供が肥満になるとどうのようなリスクが生じるのでしょうか。
子供が肥満になることで将来、『生活習慣病』に発展するリスクがあります。
生活習慣病とは、
食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣が深く関与し、発症の原因となる疾患の総称です。
(略)
日本人の三大死因であるがん・脳血管疾患・心疾患、更に脳血管疾患や心疾患の危険因子となる動脈硬化症・糖尿病・高血圧症・脂質異常症などはいずれも生活習慣病であるとされています。
引用元:厚生労働省 e-ヘルスネット|生活習慣病
つまり、子供の肥満は将来的に大きな病気になるリスクが増加してしまいます。
子供の肥満予防と改善方法
子供の肥満予防
子供の肥満予防で大切なことは、2つです。
- 生活リズムをととのえる
- 外遊びをする
生活リズムをととのえる
起床の時間、食事とおやつの時間、お昼寝の時間、睡眠の時間をある程度決めて生活します。
そうすることで、「この時間になればご飯を食べる」という習慣が身につきます。
その結果、ダラダラ食べや少食がなくなり、必要な時に必要な分の食事の摂取ができるようになります。
外遊びをする
一日に適度な外遊びをすることで、身体活動量を向上できます。
文部科学省では、幼児期の運動指針として以下のことが言われています。
幼児が様々な遊びを中心に、毎日、合計60分以上、楽しく体を動かすことが望ましい。
引用元:文部科学省|幼児期運動指針
散歩30分、公園30分でもいいので一日の生活全体で身体活動が60分以上になるように心がけてみましょう。
ただし、環境や天候などの影響を受けることもあります。
その場合は、屋内も含め一日の生活において、体を動かす合計の時間と考えてください。
子供の肥満改善方法
肥満体質になっている子供や生活リズムを整えても肥満改善されない場合は、食事や生活習慣をさらに改善していきましょう。
- 栄養バランすのとれた献立にする
- うす味に慣れさせる
- うす味に慣れさせる
- 好き嫌いなく食べられる献立にする
- 間食の量を決める
- 市販の甘いお菓子や飲料を減らす
- 夜8時以降に食事を摂らない
幼児期の間は成長が著しいので、料理の固さ味付けなど変化が激しい時期です。
幼児食の間は、大人と同じ味付けではなく、うす味が基本になります。
大人の味付けより1/2程度を目安に味付けしてください。
幼児食の頃は、好き嫌いが明確にあるわけではないので、調理方法などを工夫すると食べられるようになります。
こちらの記事(『幼児食を食べてくれない時はこうしてみよう!』)で食べられない時の対処法をまとめたのでぜひ参考にしてください。
幼児期の間食は、130〜150kcal前後が目安になります。
間食は取りすぎない、甘すぎないを基本に取り入れていきましょう。
幼児期の肥満は将来のリスクに
幼児期の肥満傾向を放置すると将来に大きなリスクを背負うことになります。
家族に生活習慣病があれば子供にもリスクが生まれることがあります。
それを防ぐためには、幼児期から生活リズムをととのえる、食事を気をつける、運動するなどを取り入れて予防・改善をしていきましょう。