
生理痛が辛い…でも我慢しないで!和らげる方法があるよ!
女性にとって生理はデリケートな話なので辛くてもなかなか相談できません。
生理についてこんな悩みありませんか?
- どうして生理の時は痛くなるの?
- 痛み止めの薬は飲みたくないけど和らげる方法はあるの?
- 生理の時におすすめの食べ物はある?
この悩みを解決するために本記事では以下のことをまとめました。
- 生理痛が起きる仕組み
- 薬を使わず生理痛を和らげる方法
- 生理の時に摂取したいおすすめの食べ物
生理痛が起きる仕組み
生理痛には2種類あります。
- 病気による生理痛
- 病気が原因でない生理痛(月に1度起きる生理痛)
病気による生理痛は、生理期間以外にも痛みを生じることがあります。
その場合は医療機関に受診してください。
本記事では、月に1度起きる生理痛についてまとめています。
生理痛が起きる原因物質
生理痛が起きる原因は、生理が始まるとプロスタグランジンという物質が急激に増えるためです。
プロスタグランジンは、子宮を収縮を促し、月経血を排出する働きがあります。
プロスタグランジンの量が多いと収縮が強くなるため痛みが発生します。
これが『生理痛』になります。
薬を使わず生理痛を和らげる方法
生理痛を和らげるには、体を温めたり、リラックスしたり、ストレッチをしたりなどの方法もありますが、
私がおすすめするのは、『月経血コントロール』です。
月経血コントロールとは、排尿と同じようにトイレで経血を出す方法です。
布ナプキンを使っている方は行なっていると思います。
月経血コントロールは生理痛を和らげるだけではありません。
以下のような効果が得られる場合があります。
- 生理痛が和らぐ
- PMS(月経前症候群)が改善する
- 月経血の量が少なくなる
- 生理期間が短くなる
コントロールと聞くと難しく感じますが、慣れるとできるようになります。
- 30分〜1時間間隔でトイレに行く
- 排尿後、膣周りにある筋肉を引き締める
- その後、緩めて経血を出し切る
私自身ナプキンが汚れるのがストレスでした。
排尿後に立つとナプキンに月経血がでることはありませんか?
月経血コントロールをすると、トイレに出し切るのでナプキンが汚れる頻度が少なくなりました。
生理痛が和らぎ、かつ生理中の不快もなくなりました。
布ナプキンを使っている方がと書きましたが、紙ナプキンを使いながら月経血コントロールをすれば、漏れる心配もなくなります。
30分〜1時間間隔でトイレに行けないこともあるので、無理に行く必要はありません。
まずは、コントロールするところから始めてみてください。
生理の時に摂取したいおすすめの食べ物
生理中は、プロスタグランジンにより血管が収縮するので、血行が悪くなり、体が冷えやすい状態になっています。
さらに体が冷える食べ物や飲み物を摂取するとさらに冷えが進行してしまい、生理痛が強くなります。
生理中の食事で気をつけるべきことは、
- 血行をよくし、体を温める食べ物を摂る
- EPA(エイコサペンタエン酸)を含む食品を摂る
- 冷たいものは避ける
- 血管を収縮させるカフェインを控える
血行をよくし、体を温める食べ物
生理中は冷えに加えて、鉄が失われます。
血行をよくし、体を温め、鉄分補給ができる食材を積極的に選びましょう。
- ココア…血行促進効果
- 生姜…体を温める
- レバー…貧血を改善
- 切り干し大根…貧血や冷え性を改善
- ひじき…貧血や冷え性を防ぐ
EPA(エイコサペンタエン酸)を含む食品を摂る
EPAとは、
「エイコサペンタエン酸」の略称です。いわし・さば・あじなどの青魚に多く含まれるn-3系脂肪酸のひとつです。
主に青魚の油に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)は、体内でほとんど作ることができない「必須脂肪酸」の一種です。
引用元:ニッスイ|EPAとは?
EPAが豊富な魚を摂取することで、血栓をできにくくしたり、血圧上昇を抑えたりする作用があります。
この作用により生理痛を和らげる効果が期待されています。
主に青魚に豊富ですが、赤身の魚にもEPAは含まれています。
EPAを多く含む魚をまとめました。
100gあたりのEPA量 (mg) | |
---|---|
サンマ | 1500 |
ブリ | 940 |
イワシ | 780 |
うなぎ | 750 |
サバ | 690 |
アジ | 300 |
サケ | 240 |
参考:n-3系脂肪酸とは?
体内で作ることができないn-3系脂肪酸は、食事などから摂取する必要があります。
欠乏すると皮膚炎などを発症します。
n-3系脂肪酸には、EPAだけでなく、魚油に含まれる『DHA(ドコサヘキサエン酸)』やエゴマ油や亜麻仁油に含まれる『α-リノレン酸』(体内で代謝されてEPAやDHAに変わる)があります。
女性のn-3系脂肪酸の一日摂取量は、以下の通りです。
年齢 | 18-29歳 | 30-49歳 | 50-64歳 | 65-74歳以上 | 75歳以上 |
---|---|---|---|---|---|
n-3系脂肪酸(g/日) | 1.6g | 1.6g | 1.9g | 2.0g | 1.8 |
※妊婦:1.6g
授乳婦:1.8g
諦めないで!生理痛は和らげられる!
生理痛は完全になくなるわけではありませんが、工夫次第で和らぐことはあります。
薬だけに頼らず、月経血コントロールや食事などできるところから少しづづ試してみてください。