生後5ヶ月・6ヶ月になりいよいよ離乳食の開始です。
離乳食の作り方や道具などいろいろ悩むことがあると思います。
「そもそもどんなイスで食べさせたらいいのだろう?」
これも悩みの一つだと思います。
食べる姿勢は、噛み合わせに影響するのでダイニングチェア選びがとても重要になってきます。
ダイニングチェアの選ぶときのポイント、オススメのダイニングチェアを紹介したいと思います。
※この記事では、テーブルでの食事をする場合のオススメのダイニングチェアを紹介しています。
食べる姿勢はなぜ重要なのか
歯の健康=体の健康
と言われるぐらい影響し合っています。
食事をするとき、小さい子どもや赤ちゃんはダイニングチェアに座ると地面に足がつかないと思います。
足をブラブラさせて食べるとしっかり噛み合わせることができません。
離乳食のモグモグ期(7、8ヶ月頃)になると口をモグモグ動かして食べ物を飲み込む練習になります。まだ歯は前歯しか生えていませんが噛み合わせを行うので正しい姿勢での食事が必要になってきます。
また、しっかり座って食べることは、しっかり咀嚼することにつながり、栄養を体内で吸収しやすくなります。
ダイニングチェアの選ぶポイント
ダイニングチェア選びのポイントは月齢・年齢に合わせるとよいです。
5、6ヶ月頃〜
離乳食初期の開始です。
初めての食事で、まずはミルク以外の食べ物を「食べるということに慣れる」時期です。
この時期の赤ちゃんは、個人差がありますが、まだしっかり座ることができません。
前のめりに座っていて、体を支えるほどしっかりしていないと思います。
この時期のダイニングチェア選びに大切なポイントは、
- 腰をしっかり支えられる
- ベルトやハーネスがついている
この時期の子は突然前のめりになるのでベルト必須です
- リクライニングができその子にあった位置をつくることができる
赤ちゃんは日々成長するので体がしっかりしてきます。その時期の赤ちゃんの様子に合わせて少し傾けてあげたり、または、しっかり立ててあげたりなど工夫が必要です
- ダイニングチェアに取り外し可能なテーブルがある
テーブルに食事を置くのに便利ですし、また前のめりになる赤ちゃんの支えにもなります
取り外しができないテーブルが付いているダイニングチェアがありますが、月齢があがると自分で動かしてしまい指を挟む危険があるので避けたほうがいいと思います。
7ヶ月〜1歳
この時期になると腰もしっかりしてくる赤ちゃんもいると思います。
モグモグ期に入るので、正しい姿勢を作ることができるようにダイニングチェアを変えてあげるとよいです。
この時期のダイニングチェア選びのポイントは、
- ベルトやハーネスがついている
この時期の赤ちゃんは、立つことを覚えるので突然食べていると立ちます
ダイニングチェアからの転落は危ないのでベルトやハーネスがあると安心です - 背もたれやガードをとりつけられる
背もたれはしっかり背筋が伸びる位置に取り付けられるもの、ガードは前に落ちないように必要です - 座面がしっかりしている
座面が布製のものもありますが、赤ちゃんが動くとグラグラしやすいので安定した座面がついているものがおすすめです - 成長に合わせて変えることができる足台がついている
正しい噛み合わせには両足の足の裏全体がしっかり足台につくことです
この時期は一気に成長するので足台の位置を変えられるものを選ぶとよいです
- ダイニングチェアに取り外し可能なテーブルがある
体がまだ小さいので大人のテーブルには届かない場合があるのでテーブルをつけられると自分で食べる練習もできます
1歳〜2歳
この時期になると3回食も安定してきます。自分の手でつかみ食べをはじめたり、フォークやスプーンで自ら食べるようになります。
この時期のダイニングチェア選びのポイントは
- 背もたれやガードがついている
背もたれはしっかり背筋が伸びる位置に取り付けられるもの、ガードは前に落ちないように必要です
- 座面がしっかりしている
布製の座面はグラグラしやすいのでしっかり取り付けられているものがおすすめです
- 成長に合わせて変えることができる足台がついている
正しい噛み合わせには両足の足の裏全体がしっかり足台につくことです
- 大人のテーブルにしっかり近づけられる
この時期になると大人と一緒のテーブルで食事をするようになります
ガードなどがついているとダイニングチェアとテーブルの位置が離れるので出来るだけ近くまで近づけられるように工夫されている椅子を選ぶとよいです
3歳〜
この時期は食べ物もこぼすことも少なくなり、大人と同じように立派に1人で食べられます。
この時期のダイニングチェア選びのポイントは
- 背もたれがついている
この時期になると姿勢が崩れてきます。テーブルとダイニングチェアをしっかり近づけ、ダラーっとしないように背筋がしっかり伸びる背もたれがあるとよいです
- 座面がしっかりしている
この時期になると大人と同じダイニングチェアーを座れるようになりますが、まだまだ不安定です
しっかり安定して座れるようにしっかりした座面を選ぶとよいです
- 成長に合わせて変えることができる足台がついている
大人と同じ椅子に座った場合足がブラブラしてしまいます
足台をおいてあげるてもよいです
または、足台がついていて、両足裏がピッタリつくように位置を変えられるものを選ぶとよいです
おすすめのダイニングチェア
ハイローチェア
ハイローチェアは、ねんね期の赤ちゃんをリビングで寝かすときなどに使用したり、2人目以降のときは上の子から安全を確保するのために使用することが多いと思います。
なかなか赤ちゃんはハイローチェアで寝てくれないですが…そのままお蔵入りされてしまうハイローチェアもあると思いますが…
5、6ヶ月頃〜の赤ちゃんのポイントにはオススメのダイニングチェアです。
ハイローチェアは足台の移動ができないので、7ヶ月〜1歳の子には足台に足が届かないと思います。
また、ハイローチェアは4歳ごろまで使うことができますが、スペースをとるのでそれまでにダイニングチェアを買い換えるとよいです。
ストッケのトリップトラップ
赤ちゃん用品店などでも目立つ所に何脚も置かれているので一度は目にしたことがあると思います。
このダイニングチェアは万能です。
7ヶ月以降の年齢別に記載しているどのポイントにも当てはまるのがストッケのトリップトラップです。
Highchair by Scandinavian designer Peter Opsvik. A comforta…
ストッケのトリップトラップは座面や足台は正しく調整すると人間工学に基づいた正しい姿勢で座ることができます。
座面と足台のどちらも奥行きと高さを調節できるデザインになっているので、正しい姿勢を保ちながら子どもが自由に体を動かすことができます。
赤ちゃんから体重110kgの大人まで使うことができるので一脚買うと一生物です。
色も15種類と多彩なのでどのような部屋にも合うデザインになっています。
赤ちゃんにとっても安全で使いやすく、大人になってもおしゃれなダイニングチェアはストッケトリップトラップの最大のメリットだと思います。
ただ、一つデメリットは、価格が高いということです。
一脚30,250円(税込)にオプションで背もたれガードやハーネス、テーブルなどを合わせると51,425円になります。
ただ、一生物と思えば買っても損がないと思います。
まとめ
将来的には、大人のダイニングチェアで食べる予定をしているご家庭ならば、月齢・年齢ごとのポイントに合っていれば価格が高すぎないダイニングチェアを購入するのも一つの選択肢です。
食事をする姿勢は、大人になっても非常に重要なことです。
初めての離乳食からその習慣をつけることができるダイニングチェア選びをしてください。